桃の節句、はじめて知った「ひな祭り」の真実。娘の婚期を逃さずお嫁さんに行かせるために気をつけること！

雛祭り（ひなまつり）といえば、3月3日に執り行われる女の子のすこやかなる成長を願う年中行事。

桃の花が咲く季節なので「桃の節句」とも言われますね。

目にも美しいひな人形と桃の花を飾り、「ちらし寿司」や「ひなあられ」など色とりどりの食べ物に、白酒とハマグリのお吸い物など、見て食べて飲んで楽しむイベントとして現代でも続いてますね。

雛人形は飾る時期に気をつけましょう。忘れてても前日に飾る「一夜飾り」はダメ！

雛人形は節分である2月3日が終わったら飾り始めていいとされておりますが、気をつけなければいけないのが忙しさでついつい前日になってしまった！なんて場合は「一夜飾り」と言われ縁起がよくありません。

いつまでも飾っておくと「お嫁にいけない」「婚期が遅れる」と言われていますが、これは昔に紙の雛人形を川に流す「流し雛」という風習から、その後ひな人形が華美になり、より贅沢なものへとなっていき、終わったらすぐに片付けることで川に流すことと同じ意味をもたせたようですね。

私の婚期が遅かったのは綺麗だったので3月3日が終わっても、いつまでも飾っていたのが原因かもしれません(いいわけ笑)

大人になった娘さんに文句を言われないように、早めに飾り、早めに片付けるようにお父さん、お母さんは気をつけましょう！

3月3日で盛り上がってるけど実は4月3日がひな祭りの地域も！？

当たり前のように3月3日がひな祭りと思ってましたが、東北では4月3日に祝う地域もあるそうです。お盆や旧正月のように旧暦と新暦で異なる、とのこと。

さらに言うと一部の地域では9月9日にもひな祭りを祝うそうで...地域によっての風習の違いがあるんですね。

これは江戸時代に9月9日の重陽の節句に雛人形をもう一度飾る「後(のち)の節供」という習慣があったそうで、それに習い秋にも雛人形を飾る文化ができたそうです。

女の子は1年に2度あったほうが嬉しいですよね(ﾉ´∀｀*)

最近はケーキが多いけど、伝統的な料理に込められた思いを知りましょう！

冒頭にも書きましたが、ひな祭りに食べるとされる、いくつかの食べ物がありますが、最近では娘のお祝いにケーキだったり、好きな食べ物でお祝いされたりしていますね。

ですが、ひなあられ等に込められた意味を知っていますか？

まず、ひなあられのポイントは、「色」です。

一般的にひなあられは赤(ピンクかな？)・白・緑の3色でなり、赤は生命のエネルギーを表し、白は大地のエネルギー、緑は木々のエネルギーという意味があり、これら自然のエネルギーに例えられ、その力を教授して災いや病気を追い払い成長できるというということですね。

彩りもカワイイので好きです！たくさん食べて自然から元気をもらいましょう！

ちらし寿司に関しては、実は昔からの風習やいわれが無く、いつから食べられていたかは分からないらしいのですが、

えびは「腰が曲がるまで長生きして欲しい長寿の願い」

れんこんは「将来の見通しがきくように未来への願い」

お豆「健康でマメに働き、マメに生きろ！という切実な願い」

など縁起のいい具材が入ることで、祝いの席にふさわしく、その他に錦糸卵やいくら、三つ葉、人参などが入り、食卓を華やかに彩り春を呼ぶということで、ひな祭りで食べらるようになったようですね。

「寿司」も「寿（ことぶき）を「司（つかさど）る」という意味があるので、とにかくお祝いにはバッチリですね！目にも美味しいし、美味しいし！

なんと、主役の娘さんが飲めないという「白酒」ですが、

元来、桃の花びらを漬けた「桃花酒（とうかしゅ）」が飲まれていたそうで、中国から伝えられたものだそうです。

桃は古くから、邪気を祓い、気力や体力の充実をもたらすと言われていて、桃花酒は薬のような扱いで飲まれていたということです。

また、100歳を表す「百歳（ももとせ）」にも通じることから桃花酒を飲むという風習がありました。

ですが、江戸時代に入り女性にも飲みやすい白酒が一般化してひな祭りの定番となったようです。うまい酒はうまい！

そして、白酒を飲み過ぎた方は「はまぐりのお吸い物」はどうでしょうか？二日酔いにも効果抜群。

平安時代にはハマグリの貝殻を使った「貝あそび」という、そのまんまな遊びが行われていました。また、昔から二枚貝は「お姫様」を意味しています。

そんな貝の中でも「ハマグリ」は二枚対になってピッタリと合うということから、仲の良い夫婦を表し「一生一人の人」と連れ添うようにという願いが込められているそうです。素敵ですね。

ということで、お父さんお母さんの大人も子供も楽しめる雛祭り。家族みんなでお楽しみください！