スマホ育児を前向きに導入する5つのルール
いまの時代、誰もがスマートフォンを持つようになりましたよね。
今回はそんなスマホを育児に使う「スマホ育児」について、ネガティブな視点ではなく前向きにポジティブに導入するためのルールをご紹介。
もちろん、危ない利用ケースも含めてお伝えします。
スマホやタブレット端末は有効に活用し、依存度を低めることで子育ての最強ツールになり得るでしょう。
スマホ育児とは
ここ近年、iPhoneやAndroidというスマートフォンが一般的に広がり、それをつかうママ世代も増えてきた頃から、育児アプリの充実や動画視聴などの用途でスマホを活用することも普及してきた背景もあり、スマホを育児に活用することをスマホ育児と呼ばれるようになりました。
一部では否定的な意見も多く、スマホを子供に遊ばせて放置する親を問題視し社会問題の様に取り上げられるようになりました。
また、乳幼児期でのスマホ利用は子供の正常な発達や発育に影響を及ぼすとされていてスマホ育児に懸念の声も多くあがっています。
しかし、知育に有用なアプリなども増えルールを定めた活用方法であれば少しづつポジティブな意見も増えてきています。
その声も子育てを経験している先輩ママさん達から多く上がっている現状があります。
使用時間のルールを決める
子供は一度オモチャを与えると飽きるまで触り続けます。
スマホの問題点はなかなか飽きずに、ずっと
触り続けてしまうこと。
様々なアプリや動画など、子供にとっても魅力的なコンテンツがたくさんあるぶん遊んでいい時間のルールを決めないと延々とやり続けられるでしょう。
昔はテレビゲームやテレビを観るのも、こんな風に時間制限されていましたよね。(今もあると思いますが笑)
スマホを長時間にわたって遊び続けてしまうことで大人と同様に目の疲れや固まった姿勢での体の疲れ、偏りなどの問題が起きます。
そして、長時間利用で1番怖いのは依存症でしょう。スマホ依存になり、スマホを抱いて眠る子もいると聞いたことがあります。
利用時間は、概ね1日に最大1時間以内と定めましょう。
連続では30分以内が推奨です。
スマホのアラームを終わる時間にタイマー設定しておき、このベルが鳴ったらおしまいね。というルールをあらかじめ子供と話しておくことが大切です。
スマホを見るときは必ず電気をつけて明るい場所で
最近ではアニメのポケモン現象以来、アニメ放送の字幕で部屋を明るくしてみましょう。というアナウンスが表示されていますよね。
テレビだけではなくスマホの液晶画面も同じです。暗い部屋で見ることにより視力の低下だけでなく、大きなリスクとして癲癇などになってしまう恐れがあります。
就寝前にはスマホで遊ばせないこと
使用時間だけではなく、タイミングも重要です。
眠りにつく数時間前からスマホを触らせるのはやめましょう。
脳が活性化し睡眠を害してしまいます。
寝る子は育つ、と昔から言うように乳幼児期の睡眠は発達にとってとても重要な役割を果たします。
就寝直前まで遊ばせてしまった場合、睡眠障害や生活リズムの崩れなどの弊害が発生してしまいます。
また、食事中も可能な限り控えましょう。
外食中にどうしても騒いでしまい周囲の目が気になってスマホを渡して大人しくさせる。なんていうケースがスマホ育児を経験したママあるあるであります。
どうしても、という場合はしっかり食事を終えた後に「店を出るまでの30分だけよ。」と、ここでも時間のルールを守って渡してください。
食事中にスマホが近くにあると、食事に集中できず、味覚形成の影響や離乳食の遅れなどが起きます。
スマホ育児をしていい子供の年齢、月齢は?
0歳児と乳児期は避けましょう。
この時期、赤ちゃんはとても様々な刺激を受けて発育、発達と成長をしていきます。
スマホ育児には確かな弊害もあり、ものを触る感覚や嗅覚、熱さ冷たさなど五感で感じとれないものが多くあります。
動画視聴なども、目まぐるしく再生が繰り返されることで受動的になりものに興味を示す感覚が失われる可能性もあります。
推奨は明確な年齢というよりも「言葉の理解が進んでから」です。
ルールを定めて話しても、それを子供が理解できないからです。
言葉の理解が進んでいないと、なんでこの間は使っていいよって渡してくれたのに、今は取り上げるの?と理由が理解できないのです。
なかなかスマホを手放さず無理矢理にスマホを取り上げて大泣きする、これもスマホ育児ママあるあるですが、この子供へのルールを理解させられるようになってから渡すようにするのがベストです。
悪影響のある動画コンテンツやアプリの利用を制限する
インターネットの世界には、まだまだ制限が行き届いていない場所がたくさんあります。
事故の映像や残虐なシーンが流れる動画、アダルトなコンテンツなど様々です。
更にはゲームアプリで、子供が親の知らぬ間に高額課金をしてしまったなんていう金銭トラブルの問題となるケースも発生しています。
そこで適切に親が利用範囲を制限するペアレンタルコントロールの設定をしましょう。
safariなどのブラウザアプリで見られるサイトを制限したり、通信事業者各社より安心ブラウザなどのフィルタリングがかけられるアプリも配布されています。
Youtubeなどの動画サイトでも同様に子供向けのアプリがあります。
Youtube Kidsとい子供向けに特化し、視聴制限のかかった専用アプリのみ見れるようにしましょう。
そして、スマホ端末の設定から利用できるアプリを制限するようにしましょう。
これで親のスマホを貸しても安心できる状態を作れます。
スマホ育児のルールに関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
スマホ育児には問題点もありますが、ちゃんと利用方法を定めて知育などの観点から利用することでスマホは子育てにも有用なツールとなります。
注意すべきことは、親が楽をしたいから遊ばせる。のではなく育児に有用なアイテムとして渡すことだと思います。
ネガティブな意見もリスクとして理解し、うまく活用していきましょう!
ママナルではスマホ育児に関するアンケートやママの体験談インタビューなど引き続き掲載していく予定です。